皆さん、過去にクレジットカードや消費者金融などでキャッシングなどをご利用になられて、もう既に完済したのに、新たに借金をしようとする(例えば住宅の購入を検討し、銀行に住宅ローンの相談をするなど)段階になって、その申込みが断られたということはないでしょうか?
皆さんがクレジットカードや消費者金融会社などを一度でも利用された場合、利用された方の情報は、信用情報と呼ばれ、CIC(主にクレジットカード発行会社等が加盟)、JICC(信販会社や消費者金融会社、保証会社等が加盟)、KSC(銀行や銀行と同視される金融機関等が加盟)という信用情報機関によって、決められた一定事項の信用情報が登録され、管理されています。そして、これらの各信用情報機関は、FINE(ファイン)・CRIN(クリン)と呼ばれる情報交流制度によって、消費者金融業者などが、顧客の借入残高の総額を正確に把握できるよう、相互に残高情報等の交流が行われています。
ということは、これらの信用情報機関に登録されている個人の信用情報に誤りがあったとしても、訂正などされなければ、その誤りのある情報が審査の基準とされてしまうということになります。
そこで、信用情報に誤りなどがあるのでは・・・?と疑問に思われることがあった場合など、自分の個人信用情報の開示を受けてみられるとよいと思います。そしてその開示された書面を確認してみて、心当たりがないことや、自分の情報とは違っていることなどがあれば、各信用情報機関に「調査確認依頼」や「異議申立」などをすることが可能です。
まずは、過去にクレジットカードなどでキャッシングなどを利用した事がある場合、自分の現在の信用情報がどのように登録されているのか確認されてみてはいかがでしょうか。
姫路の司法書士 松元司法書士事務所をよろしくお願いします。
13.01.21
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