ざっと粗くドラマをお伝えすると、住宅ローンを組んだ父親が、そのローンを支払えなくなったことで、一家が離散していき、娘の周りや娘本人に起きることが、このドラマの流れでした。
このドラマを見られた方の中には、さぞかし住宅ローンが払えなくなると恐ろしいことになってしまうと恐怖された方もいらっしゃるでしょう。
けれども、このドラマはやはりフィクションです。現実とはかなり違っています。
まず、住宅ローンの契約をする時、保証人を付けたり、ローンを組む以外の土地などの不動産にも担保を付けたりしていなければ、そのローンを返さなければならない責任を負っているのは、あくまでもローンの契約をした人だけです。契約をした人の家族だからという理由だけで、住宅ローン会社の人などから執拗に追われるなんてことはありません。個人情報保護が厳しく求められている現在において、ローンの契約をしてもいない人について、住民票や戸籍の調査をするなどということは違法なことです。
元の契約のままでは住宅ローンが払えなくなった時、怖がらず、まずは住宅ローン会社に月々の返済金額が軽くならないか相談をしてみてはいかがですか?
返済金額の負担が減ったとしても、住宅ローン以外にもクレジットカードなどの利用が重なっていて返済が難しいのであれば、一人、または家族の中などだけで悶々と悩まず、早めに司法書士などの専門家に相談してみて下さい。
住宅ローンを支払いながら、住宅ローン以外の借金について見直しをする民事再生という手続きもあり、このようなことで悩んでいらっしゃる方にとってベストな選択をすることもできます。ただ、悩み続けて、6ヶ月ほど滞納を重ねてしまうと、住宅を残したいと思っていたとしても、その選択は難しくなってしまいます。
悩みの解決は早め早めが肝心です。
姫路の司法書士 松元司法書士事務所をよろしくお願いします。
12.12.28
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